購入したばかりのアンティークミシンですが、早速レザー用に改良しました。
改良点は
・押さえをテフロンに変更
・針をチタンコーティング製の硬い針に変更
・サブテンションを追加
の三点です
まず生地の”押え”の部分ですが、テフロン製の押えに変更。
材質がテフロンのため生地が滑りやすくなり、引っ掛かりが少なくなるようです。
元々付いていたものと比較
取付は簡単、ネジ止めするだけ。
問題が発生。テフロン製の押えはネジ穴の位置が少々高いため、押さえと天板との間の隙間が狭くなってしまい、厚みのある物だと入らなくなってしまいます。
こちらが比較画像。穴の位置がテフロン製の方が5mm位高い
押さえ棒を調整すればいいと思うのですが分解するのが面倒なのと、押えを変えるたびに棒も調整するのは大変なので テフロン製の押さえのネジ穴をドリルで開けることのしました。
荒業ですが、これでネジ穴の位置が同じになりました。
針をチタンコーティング針に
元々付いていたものと比較(左がチタンコーティング)
サブテンションを追加
この機械は、ミシン本体の上糸の調整器だけでは力不足なのでこれを補う役割を果たします。
取付は簡単。上部の糸かけ部分にネジで止めるだけ。
このように糸かけ部分に合わせてネジで止めます。以上で完成です。
横から見た感じ。白いプラスティックのつまみを回すことによって引張具合を調整できます。
糸の通し方はこんな感じ。サブテンションを介して本体の上糸調整器に通すため、糸通し作業は少し手間が増えました。
試し縫い
いろいろな革をぬってみました。
厚さが合わせて5mmでも大丈夫です。
購入したそのままの状態では、なかなか上手く縫うことができず、上糸を調整したり、下糸を調整したりと試行錯誤しながらやってきましたが、ようやく安定して縫えるようになってきました。
ミシンは全くの初心者のため、最初のころは下糸が絡み悲惨なものでした。
ようやくコツを掴みかけ、さらに今回の改良を行なったら、多少分厚い革でも快適に縫えるようになりました。でも自分の腕が未熟のため、まだまだ練習が必要なレベルです。
今回購入した部品のリンクを貼っておきます。
KAWAGUCHI ミシンのアタッチメント 直線用 スムース押え 家庭用 HA 09-020
オルガン針家庭用/職業用チタンコーティングミシン針HA×1#16PD(10本いり)
サブテンションに関してはこちらのショップ